2010年7月30日(金)
政府は来年度から、「住宅版エコポイント制度」の対象を住宅関連の省エネ機器にも拡大する方針を固めた。新築やリフォームの際の断熱工事に限られていたが、同時に省エネ型の給湯器を取り付けた場合などもポイントの対象にすることで、住宅の省エネ化に弾みをつける狙いだ。 関係省庁で調整し、来年度予算の概算要求に盛り込む。新たに対象とするのは、ガス業界が普及を進めるガス給湯器「エコジョーズ」、電力業界などが推進するヒートポンプ給湯器「エコキュート」など。新築するかリフォームすると同時に設置した場合に限り、1万~5万ポイント(1ポイント1円相当)程度を上乗せする方向。給湯器を購入しただけではポイントはもらえない。 日本ガス協会によると、エコジョーズは給湯器からの排ガスに含まれる熱を再利用し、効率よく湯を沸かす仕組みの機種。家庭用機種(35万~45万円)で年間1万円超のガス代の節約、約1割の二酸化炭素削減になる。約160万台が普及しているという。 エコキュートは外気の熱を利用した給湯システム。安い深夜電力を利用することで「風呂と給湯にかかるコストは月1千円で済む」(東京電力)という。価格帯は家庭用で70万~90万円。225万台が普及しているという。 どちらも1台につき2万~4万円を補助する制度があるが、9月末で終了するため、来春から住宅版エコポイントの対象に加えることで、引き続き普及を後押しする。